フォト

最近読んだ本

  • 尾久守侑: 国境とJK (★★★★★)
  • 岩田健太郎: 「リスク」の食べ方-食の安全・安心を考える (★★★★★)
  • 野々村直道 勝谷誠彦: にっぽん玉砕道 (★★★★★)
  • 渡邉恒雄: 反ポピュリズム論 (★★★)
  • 中本千晶: なぜ宝塚歌劇に客は押し寄せるのか (★★★★)
  • 岩田健太郎: 主体性は教えられるか (★★★)
  • 五木寛之: 親鸞 (★★★★★)
  • 仲谷明香: 非選抜アイドル (★★★★)
  • 小池龍之介: 超訳「ブッダの言葉」 (★★★★★)
  • 「AKB48握手会完全攻略ガチマニュアル」 COSMIC MOOK (★★★★★)
  • 三浦博史: AKB48総選挙に学ぶ心をつかむ技術 (★★★★)
無料ブログはココログ
2017年1月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

« 車の助手席に等身大の人形 | トップページ | 竹脇無我さん、死去 »

2011年8月21日 (日)

「昭和16年夏の敗戦」 猪瀬直樹

昨年の8月2日の衆議院予算委員会で、自民党の石破茂議員が、菅総理に文民統制に

ついての考え方を質問したときに、紹介された猪瀬直樹著の一冊。ネットで話題になって

いたため、購入した。

石破氏は、この質疑の中で、若い人からどんな本を読んだらいいか、と聞かれたとき、

この本を勧めることにしていると発言している。本書は、昭和16年、内閣府に設けられた、

総力戦研究所という研究機関で日米開戦についてのシミュレーション行なれていた

というノンフィクションである。その研究機関には、省庁の若手官僚や大手民間企業の

エリートや新聞記者など、計30数名が選抜され、実際の内閣を真似た模擬内閣が編成

された。多数の情報、資料の分析から最終的に出た結論は、日本の完敗

当時の政府は、そのシミュレーションのプロセスを参考にするも、世の流れに抗しきれず、

その4ヶ月後、昭和16年12月8日、開戦するのであった。

この本を読んで、感じたのは、著者も指摘しているが、政治的重要事項における責任の

所在がないことである。開戦の決定をしたのは、時の総理、東条英機でもなければ、

昭和天皇でもなかった。しいて言うなら、石油の供給を絶たれた日本の自衛目的と、

大和魂への妄信、満州国からの撤退を許さなかった大本営のプライドだったようである。

菅内閣も今月で退陣と言われているが、未だに政治における責任の不在ぶりは

変わっていないようである。まあ、小泉さん以後、ほぼ1年毎に、総理大臣が変わって

おり、それを期待するのも無理かもしれないが、安定した将来像を見いだせないまま、

政局に左右されるまま日本丸が漂流しているのは、嘆かわしいことである

Dsc01708_2

戦いの後の風景 『昭和16年夏の敗戦』の衝撃

『昭和16年夏の敗戦』 日米開戦という意思決定とその失敗の本質

« 車の助手席に等身大の人形 | トップページ | 竹脇無我さん、死去 »

書籍・雑誌」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/1455847/41295267

この記事へのトラックバック一覧です: 「昭和16年夏の敗戦」 猪瀬直樹:

« 車の助手席に等身大の人形 | トップページ | 竹脇無我さん、死去 »