「新・堕落論」 石原慎太郎
先日、全閣僚が靖国神社に参拝をしなかったことを「あいつら、日本人じゃねえんだ」と
どなりつけた、あの方の新刊である。タイトルの副題からも、内容は予想を裏切らない。
私のような、文才のない人間が書評すると、本人からお叱りを受けそうではあるが・・・
一章「平和の毒」、二章「仮想と虚妄」と大きく分かれている。一章は戦後日本の政治観、
二章は仮想世界で戯れる現代人への警告、がテーマである。私の頭が悪いせいか、
久しぶりに、よみづらい新書に出会ったという感じである。昔、「太陽の季節」を書いた
同著者によるものとは、思えない。当時の道楽若者も、年負いて頑固オヤジになった
せいなんだろうか。でも、石原慎太郎って、もう79歳なのに、未だに爺さんというより、
オヤジって感じなのは、常に戦っているからだろうか?その点は、頭が下がる。
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